HACCP導入での研修のススメ

HACCP

HACCP制度化の目指すもの

HACCPが2021年6月に完全制度化されます。
毎日の書類作成の手間が増えたり、衛生計画の作成をしたり、面倒なことが増えたと感じられる事業者さんもいるかもしれません。

しかし、今回のHACCP制度化には、食に関する衛生レベルを国全体であげていこうという意図があります。新聞でご覧になったかもしれませんが、宮城県気仙沼の水産加工場でEU向けのハサップの認定をとりました(2020年9月7日)。これはその水産加工場がEUでのHACCPの基準を満たしていると認定されているということです。今後輸出において大きなアドバンテージになられると思います。

そういった、輸出に関わる部分でのHACCPは当然衛生レベルが高いという証明になるのですが、日常的な国内の食品業者であっても、HACCPを理解して導入していることが、国全体の食の安心安全を証明することになるのです。

研修であなたの店舗の食の安心安全を実現しませんか

そのために大事なことは、理解した上でHACCPを導入する、ということです。
しかし、HACCPそのものを一から学ぶのはちょっと大変です。

そして、HACCPを知っていることと、食品事業を行っていくことはイコールではありません。理解して行って欲しいのは、「あなたの店舗のHACCP」についてだけで良いのです。

そしてもっと大事なことは、食品調理/加工に携わる従業員全員があなたの店舗や事業所のHACCPについて理解していることです。

食品衛生責任者の講義をお受けになった時に、樽の一部が壊れて水があふれているイラストをご覧になられたことはありませんか?衛生意識やスキルについて、一番低い人のレベルがその店舗や事業所の食品衛生のレベルになるのだ、ということを表すイラストでした。

HACCPに関しても同じことが言えます。食品調理担当の従業員のHACCPについての理解が深ければ深いほど、その店舗や事業所でのHACCPが適切に実行できるのです。

HACCPを店舗のレベルで落とし込むためには研修を!

zoomでの研修

当事務所のHACCP導入支援には、従業員様への研修をさせていただくこともセットにさせていただいています。HACCP制度化の衛生管理マニュアルは一般衛生管理とHACCPの考え方で作成した重要管理との二つの内容に分かれています。一般衛生管理は今まで店舗で普通に行われていた衛生管理ですし、重要管理といっても、やはり今まで行ってきたことが中心になりますが、それらをHACCPという制度でどのように考えて衛生管理を実行していくかをわかっているかわかっていないかで、現場での実施のレベルが変わってきます。

また、HACCPは書類を作って記載したらそれで終わりではありません。記録を保存して検証、そして更に最適化した計画にヴァージョンアップしていくのが本当のHACCPです。最初の理解がないと、その検証や検討が形だけになってしまうおそれがあります。

当事務所では、書類作成ののちにお時間を頂戴して研修をさせていただいております。お店に伺って研修させていただくことはもとより、zoomなどのオンライン会議システムを利用しての研修も実施可能です。この場合、シフトの問題などで従業員が一度に集まれない場合に、分散開催もご相談に応じます。

食品製造業許可申請やHACCPに関する書類作成のお手伝いをしております。
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