遺言で認知とは?

 シシドカフカ主演の「ハムラアキラ〜‎世界で最も不運な探偵」。シシドカフカがあまりにもかっこよくてワクワクと見ていました。最終回(2020.03.06)はちょっとえぐかったけど、ドラマ10の枠は攻める枠ですからねー。痺れる作品だったと思います。

さて。その最終回。間宮祥太朗演じる警視庁の警視岡田正太郎が、出生に曰くを持つ父親に「遺言で認知されることになっている」というセリフがありました。

遺言で認知?
それって一体どういうこと?
今日はその話をします。

認知とは

婚姻関係にない男女の間に生まれた子ども。母親は法的にも当然産んだ女性とされるのですが、法的な父親を決定するには「認知」をしなければなりません。たとえ事実婚であっても、父親が誰の目にも明らかであっても、本人が認めていても、認知をしなければ法的にその子どもはその父親との関係は認められません。父親となった人が自分の意思で認知をする時には、市町村役場に認知届を出すことになります。認知届を出す以外の、もう一つの認知の仕方が「遺言認知」。ドラマに出てきたものですね。

遺言認知とは

生前にどうしても認知できない事情があり、自分が死んでから認知したい・・・そういった時には遺言を使って認知する方法があります。これが「遺言認知」です。認知すると父親とその子どもの間に親子関係が生じますから、生前なら扶養の義務が生じます。その他には相続権が発生します。遺言認知の大きな理由はやはりこの相続権が発生するという点でしょう。認知された子どもは、父親が亡くなった場合法定相続人となります。(子どもが亡くなった時に、その子どもにまだ子どもがいなくて財産があった場合、父親が相続人になることもあります)ドラマでは出生に影を抱えた岡田正太郎が、その父の悪事に手を貸す(ふりをする)動機に親子関係をあげていました。今は認知はしていないけれども、遺言で認知する・・・これは相続財産をやる、ということだと解釈できますね。

遺言認知をする場合の遺言の書き方

遺言で認知を行いたい場合、

  • 子どもの氏名・生年月日・住所・本籍地・戸籍の筆頭者
  • 遺言執行者

を遺言に記載しないといけません。

この項、一体誰にニーズがあるんだろうと思いながら書いていますが、ドラマや事件で気になったことを深掘りすると、世界が少しだけ深みを増して見えるような気がするのです。

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